AZUMAs式デッサンで手を描く
(※上級者向けです。初心者の方はカリキュラムをしばらく行った後少しずつ描けるようになってきます。)
昔の偉大な芸術家たちはよく手を描いていました。それは手という題材の中に血管や、骨、筋肉、皮膚の質感など様々な要素が含まれ奥深いからです。手を描くことで多くのことを習得できます。ぜひ一度挑戦してみてください✨
最初は薄く、見えるか見ないくらいの線で形を取ります。最初のこの線が濃くなる人が多いので気をつけてください。
次に大まかな明部と暗部に頭で分けます。細部を見ずに、もしこの手を2、3の大きな塊に分けるならどうすべきかを考えて暗部を塗っていきます。この時、いきなり濃く塗らずにバランス良く全体的になっていきます。
この時点から背景も塗り始め、手の輪郭を作り出していきます。立体感が出る明暗境界線を一番大切にして、暗部の中は透明感を出すために塗りつぶさないようにするのがポイントです。
徐々に全体を見ながら濃くしていきます。この時でも明部は塗らずに暗部に集中しましょう。
この辺から描く人の観察力が重要になってきます。どのくらい微妙な変化を捉えられるかで作品の深み、完成度が変わってきます。
最後に少しだけ優しく明部を描き入れ完成です。今回はほとんど消しゴムを使わずに、2Bの鉛筆一本で描きました。この手の授業は夏のデッサン講座でも行うのでぜひご参加ください✨
大阪絵画教室AZUMAs
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